■JWX-30 Q & A!!
このコーナーでは実際にJWX-30を使っていくうえで役に立つ情報をQ&A形式で紹介させていただきたいと思います。
他にもJWX-30をお使いの方で、ああするといい・こうすると楽だ、などなど裏技・小技などありましたら是非お教えください!
A・ワックスを再利用で効率UP & エコロジー!
切削はワックスを削る以上どうしても余りの部分が出てしまいます。
しかし切削後に出た余分なワックスは集めて再利用することができますので、ワックスの無駄を抑えることができます。
左の写真はJWX-30で切削を行った直後の写真です。まるで雪のようにワックスの削り粉が積もっています。
ワックス原型はキレイにできるんだけど、この削り粉がなんだかもったいない!毎回ブロックワックスを規定のサイズに切るのがめんどくさい!と思っていませんか?
この削り粉や切削後のワックスの淵を溶かしあらかじめ作っておいた型に流し込めば、ワックスを無駄なく再利用でき、切削の度にブロックワックスを切る手間も省けます。
しかし切削後に出た余分なワックスは集めて再利用することができますので、ワックスの無駄を抑えることができます。
ワックス原型はキレイにできるんだけど、この削り粉がなんだかもったいない!毎回ブロックワックスを規定のサイズに切るのがめんどくさい!と思っていませんか?
この削り粉や切削後のワックスの淵を溶かしあらかじめ作っておいた型に流し込めば、ワックスを無駄なく再利用でき、切削の度にブロックワックスを切る手間も省けます。
まずはワックスの削り粉やワックスの淵、その他余ったワックスをかき集めて溶かします。ビーカーが便利です。また直火で熱するとワックスが焦げてしまうことがあるので、電熱器などを使いゆっくり温めてください。
さて、ワックスが溶けたら型に流し込むだけですが、ここでポイント!
1・型はアクリルがおすすめ!
2・しばらく冷ましてから流し込む!
実はアルミや鉄などの型を使うとワックスが急激に冷えて固まり、縮んでしまいうまくいきません。熱伝導率のなるべく低い素材を使う必要があります。そこでアクリルです。
ただしアクリルを使う場合、溶かした直後の熱々ワックスを流し込むと細かな泡が生じ、スカスカなワックスになってしまいます。
この泡は火を止めてから10~15分くらい待って、ちょっとドロっとしたワックスを流すことで回避することができます。
製作も簡単で安価なためコストパフォーマンスに優れています。
Q・切削で細かいところが折れてしまいます。対策を教えてください。
A・デザインによってスピードを変えてみよう!
腕が細く頭の大きいデザインや爪の多いもの、華奢なデザインの切削をする時にはサポートの位置や、切削のスピードを変えてあげる必要があります。
左の写真のようなデザインのリングは石を留めるためにトップを大きく作ってあります。このデザインを普段どおり切削してしまうと、トップの根元の部分からぽっきり折れてしまいます。
覆輪の内側を切削する際にトップを前後に揺らされるので、根元の細い部分がその負荷に耐え切れず折れてしまうのです。
右の写真の赤丸の中に注目してください。
加工速度が 切削刃が動く早さ、スピンドル回転数が 切削刃の回転速度を表しています。
上の写真のように一ヶ所に負荷のかかりやすいデザインの場合、これらのパーセンテージを下げることで破損の恐れをぐっと低くすることができます。
しかしこれは逆のことも言えます。
どっしりとした造りの破損の心配が少ないものに関しては速度をあげれば通常よりも早く切削が終わるということでもあるのです。
また「VPanel」は切削中でもいじる事ができるので、たとえば上の写真のデザインの場合、折れやすいトップの直前までは速度を早く、トップの部分は遅く、と部分部分によって速度を使い分けることで早く・美しく切削することができます。
A・ブレ防止!ワックスの上手な固定の仕方!
これは切削量が多かった時や、ワックスが規定よりも厚かった時などに起きる現象で、ワックスに切削刃がいつもより深く刺さってしまう事が原因です。深く刺さったままでも前後左右に通常通り動いてしまうために、クランプに固定したワックスが若干ではあるものの動いてしまっているのです。
ゴムのシートをクランプのワックスを挟み込む部分に貼ってみてください。右の写真の赤丸の部分です。
ゴムシートを貼ることでワックスがずれることを防ぐことができ、美しい仕上がりになります。また衝撃も吸収してくれるためワックスへの負担が減るので破損の危険性も抑えることができます。